2018年5月21日 (月)

再び「誰が資本家?私は労働者?」について

 以前一度この問題に触れたことがあったが、いま国会で「働き方改革法案」が審議され、その中にいわゆる「高プロ」条項が含まれるために議論が混乱している状況を見ると、ここでもう一度一体誰が労働者なのか?について考えてみる必要があるようだ。  マルクスが資本論を書いた19世紀中葉の時代には、労働者はまさに工...

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Sad girl in rose garden

 以前にも何度かここに投稿したが、私のよく行く自然公園の中にあるバラ園に小さな少女のブロンズ像がある。リスや小鳥に囲まれて平和で幸せそうな雰囲気の中で、なぜか孤独で悲しい表情でうつむいている。いまちょうどバラは花盛り、見学客が絶えないが、彼女に注目する人はほとんどいない。  私はこの公園に来ると、い...

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2018年5月11日 (金)

佐伯啓思氏による1968年学生運動批判の持つ欺瞞

 今朝の朝日新聞「異論のススメ」でレギュラーの佐伯啓思氏が「欺瞞を直視する気風こそ」という論説を書いている。  佐伯氏は1968年当時フランスのパリ・カルチエラタンを中心にあった学生反乱から世界的に拡がった学生運動を批判している。日本では全共闘運動と同時に起きた様々な新左翼運動が盛り上がった。そして...

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2018年5月 7日 (月)

中国深圳の「三和人材市場」という労働力市場

 昨夜NHK-BSTVで中国深圳市にある「三和人材市場」のドキュメンタリーが放映されていた。深圳は人口1200万で「世界の工場」といわれる中国を代表するハイテク企業などが建ち並んでいる大都会であるが、そこに地方の農村部から仕事探しに集まってくる若者が多い。彼らがまず行く先がこの「三和人材市場」らしい...

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2018年5月 5日 (土)

「ベーシック・インカム」をめぐる論議の致命的盲点

 今朝のNHK-BSTVで海外の論者を中心にした「ベーシック・インカム」に関するディスカッションが放映されていた。「ベーシック・インカム」とは、この討論会にも出席していたロンドン大学のスタンディング教授が1980年代から主張してきた考え方で、すべての人に生活に最低限必要な費用を「ベーシック・インカム...

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2018年4月26日 (木)

「新デザイン論」(仮題)執筆中

 このところブログへの投稿頻度が落ちていますが、それは次の様な事情からです。  現役をリタイアしてからの10数年間書き綴ってきた膨大なノートとブログの中から、デザインに対する私の考察をピックアップし、まとめて一冊の本にしたいと思い、少しづつ書き進めています。   前作「モノづくりの創造性」(井上勝雄...

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2018年4月21日 (土)

「民主主義」の背後にある矛盾

 最近海外ニュースを観ていると、フランスで国鉄労組や航空会社のパイロット組合のストライキが続いており、かなりの労働者がそれに参加している様だ。しかし、繰り返されるストにパリの駅では乗客たちの反発が強まっている様だ。いつものパターンである。かつて日本でもこうした光景が繰り返された。そしてそれは「庶民の...

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2018年4月16日 (月)

どこまでが真実なのか? シリアの化学兵器使用問題をめぐって

 シリアの内戦で反政府側の立てこもる地域に政府側が化学兵器を使用したというニュースが世界中を駆け巡り、この攻撃で多数の子供を含むその地区の人々が犠牲になったようだ。  これに対してアメリカ、イギリス、フランスなどがすぐさま反応し、トランプ大統領は戦争犯罪に対する報復としてシリアを軍事攻撃すると言い放...

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2018年4月15日 (日)

これもまた「民主主義」? E. トッドの民主主義論で考えさせられること

 安倍「一強」政権は、森友、加計問題で、次々国会での発言とは食い違う証拠が出てきたにもかかわらず、以前として「強気」で「カエルの顔にションベン」といった有様である。しかもこんなひどい政権なのに相変わらず支持率が30%を下らない。なんということか!しかしこんな嘆きごとを発するのは「一部」の者に過ぎない...

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2018年4月 7日 (土)

「過剰資本の不生産的処理」を巡るディスカッション(6)

 このシリーズで最後にもう一つ重要な問題を書いておこう。それは現代の過剰資本時代の「貨幣」の姿とその役割についてである。経済学の素人である私がこんな難しい問題に口出しすべきではないかもしれないが、「過剰資本の不生産的処理」を問題とする以上はこの「貨幣」問題は避けられないように思う。  資本主義経済が...

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«米中「貿易戦争」の背景を考える