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2009年9月22日 (火)

菅さんのグランド・デザイン第一弾

 新政権下に発足した、国家戦略室の長である菅さんのグランド・デザイン力や如何に?というブログを先日書いたが、そのポリシー第一弾が打ち出された。それは、国の予算編成を単年度から複数年に切り替えるという方針である。

 実はこれはいままで国家予算が単年度で行われていたために、2月頃になると余った予算を使い切るために無理をして予算を消化していたという無駄を省くことが目的である。年度末になるとあちこちでやらなくてもいいような国道の補修が一斉に始まったり、国立系の大学では、あまり必要のない物品を購入依頼したり、予算を消化しきれないと、翌年から、実績がなかったとして、予算配分を減らされるので、必至になって消化せざるを得なかったのである。

 予算を年度内に消化しきれないと実績がなかったことにされ、次年度予算配分を減らされる、というシステムは、無駄使いを助長させるようなものである。しかしそれがおかしいと声を上げても一向に相手にされないばかりか、予算執行の慣習をしらない素人だと思われたりしたのである。

 このような悪弊が長年続いてきたにも拘わらず、それを改めようとする気がなく、営々と前例に従ってやってきた官僚たちのやり方が、いま矢面に立たされている。官僚たちを相手に、いままで当たり前とされていた慣習の中にある不合理や不条理を洗い出し、改めるということが如何に難しかったかが分かる。自民党の政治家たちはむしろそれにのっかって、自分たちの権益を振り回していたのである。

 予算を複数年度で処理するということは帳簿処理上はいろいろ面倒なこともあろうかと思われるが、使い切れなかった予算を次年度に回して有効に使うことができる、ということを可能にするだけで、莫大な国家予算の無駄使いが改められるかもしれないのである。それを社会福祉や医療制度の改善に振り向ければ、かなりの予算が有効に生かされる。

 その意味から、菅さん率いる国家戦略室のグランド・デザインポリシー第一弾はひとまず合格点ということができそうだ。

 今後を期待しよう。

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