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2009年11月13日 (金)

新政府行政デザイン第3弾「事業仕分け」

 mizzさんから、ふたたびエールを送られて、少し頑張らねばと思っている。

 来年度予算編成の無駄を省くために新政権の行政刷新委員会が行っている、「事業仕分け」はなかなか痛快である。各省庁の官僚達にとっては、なんでこんな短期間で素人の連中に一方的に決めつけられるのか、と頭に来ていることだろうが、自民党政権による積年の腐りきった政治家と官僚の関係や、行政の中身を全部洗い出すためには、ある程度仕方がないことだと思う。しかも官僚主導ではなく、民間人を入れたところも良いと思う。この事業仕分けのやり方に対して麻生前首相がTVで「民間人が入ってああいう重要なことを決めていくとはいかがなものか。何の資格で彼らは参加しているのか」と非難していたが、この非難そのものが自民党の連中の「どうしようもない頭の古さ」を象徴しているので、見ていておかしかった。

 菅さんも言っていたが民間人も入れて公開であのような各省庁の事業仕分けを行うと言うことは、まさに画期的なことだと思う。これは日本の政治史に残る出来事と言って良いだろう。問題は、これらの行政刷新で絞り出した予算の無駄を、来年度予算にどのように再編していくか(これがホントの行政デザインである)だが、そこはまだ見えてない。

 今日13日の金曜日にオバマ大統領が初めて公式に日本を訪問する。アフガニスタン問題で新政権がどのようにアメリカに対応するのか、見物である。少なくともインド洋での自衛隊によるアメリカ軍への給油という一方的にアメリカの立場に立った支援は中止になったので、それに代わる「国際貢献」の方法が議論の対象(といってももう水面下ではほとんど決まっているのだろうが)になるだろう。要は、アフガニスタンの人々の目線でものごとを考えなければいけないのであって、アメリカの目線でアフガン問題をとらえてはいけないのだ。イスラム教の国に軍靴でどさどさと踏み込んで、タリバンを山賊のような賊と見なし銃で撃退するという方法は、どう考えてもアフガニスタン人自身の目線ではない。しかもそのために多くのアメリカの若者達が「祖国のため」という名目で犬死しているのだ。ベトナム、イラク、アフガンと続いた、アメリカ流の力の外交は、もう終わりにするべきだ。当事国ばかりでなくアメリカの若者達が気の毒である。アメリカの退役軍人達も威張るのはいい加減にしてほしい。沖縄の基地問題も同様のコンテクストの中で捉えなければならないだろう。事業仕分けに対する防衛大臣の歯切れの悪い態度は、少々あやしい気配がする。行政刷新委員会はここでもう一がんばり防衛予算を削減し、その分、沖縄の「基地後」のデザインのために回すべきではなかろうか?

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