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2011年5月27日 (金)

オレゴン・トレイル(3)

 昨日、ポートランド美術館に行き、そこでNative American の作品に出会った。その印象はすごいインパクトであった。強烈な目と歯をむいた表情の強さ、仮面の不気味な雰囲気など、どのほかのモダンアートにもないものであった。しかしこの展示は歴史的な順序が分かるように展示してあるので分かったことであるが、面白いことに、もっともインパクトが大きく、力強い作品は、200年くらい前のものであった。その後、西欧の人々の影響を受け、徐々に彼らの生活が変化し、やがて現代になって完全にその作品が観光用のみやげものになってしまったとき、そのインパクトはまったく失われていた。

 かれらの生活が大自然と直接向き合って、緊張感に満ちたものであったときの作品が圧倒的にインパクトがあった。そしていまの作品は最初から商品として作られ、「売る」ことを目的にして作られているので、なんの迫力もないチープなみやげものになってしまっている。

 もう一つ分かったことは、Native Americanには驚くほど多くの部族があり、それぞれの地域がさまざまな文化を持っていたということである。私は知らなかったがナバホは南西部の地域にいた部族であって、このオレゴン周辺にいた部族とはかなりことなる文化を持っていたようである。

 オレゴン周辺の部族はシャチなどの肉食性くじらをひとつの神として考えていたようで、それをシンボライズしたものが多かった。

 この展示を見た後で17−18世紀(西欧人がアメリカ大陸に入りこみ始めた時期)のヨーロッパの美術を見たが、なんと退屈であったことか。途中で疲れて出てしまった。

 このオレゴンの旅は私にいろいろなことを考えさせてくれた。アメリカの大地に感謝しよう。

Viva Oregon !

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