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2012年8月12日 - 2012年8月18日

2012年8月17日 (金)

閑話休題:こまった「最先端IT技術」

 ここ10日間ほど、パソコンの不具合と格闘していた。私の使っているパソコンのOSがアップデートされたので、早速それをインストールしたところ、頻繁にシステムダウンするようになった。仕方がないので、一時もとの古いバージョンに戻して使おうとしたが、それがうまく行かなくなった。新しいバージョンにアップデートする前には何も問題が起こらなかったのだが、一度アップデートした途端ににっちもさっちも行かなくなった。一度システムをインストールし直すとそれだけで数時間かかり、さらにアプリをインストールし直したり、バックアップをとってあった書類を入れ直したりするとまる一日仕事である。視力も落ちて、画面を長時間見るのがつらい今日この頃なのに、1週間以上もパソコン画面とにらめっこをして失敗を繰り返しているうちに、目はしょぼつくし、疲れるし、だんだん腹が立ってきた。

 私はパソコンユーザとしては比較的長い経験を持っており、自らヘビーユーザーを自称していたが、最近のようにどんどんソフトもハードも新製品が登場して、一つのハードやソフトを2年も使っていると、もう新しいシステムに対応しきれないソフトが出てくる。仕方なしにシステムと同時にアプリもアップデートするがそれもすべてタダでできるわけではない。そして新しいシステムに入れ替えるとたいていワケの分からないとトラブルが生じる。

 要するに最先端IT企業といわれるパソコンのハードやソフトのメーカーは未完成品をユーザーに買わせて、ユーザーのトラブルやクレームをもとにアップデートしていくという商法のようだ。それにいつも高い金を払わされている自分がとんでもないバカに思えてきた。

 1年半位前のことだが、あるウイルスプロテクトソフトを買ってインストールし、使っていた。その契約期限が過ぎる頃から、頻繁に「契約更新しないとウイルスの危険に晒される」というアラートメールが飛び込んでくるようになった。しかしこれまでウイルスにやられたことがほとんどなかったので、そのまま半年ほど放置しておいた。ところが、上述したように、アップデートでシステムがダウンするようになったので、そのウイルスプロテクトソフト会社に契約更新料を払ってふたたびウイルスプロテクトソフトをインストールした。すると何といくつもウイルスが検出されたのである。何とタイミングのいいことか!

 私はそのときフト思った。ウイルスプロテクトソフトのメーカーは、ハッカーのような優秀なSEを多く雇用しているだろう。そしてウイルスプロテクトソフトの契約を更新させるには、自らがウイルスを作って送り込めば、ユーザーは、「しまった、やはり契約を更新しておけばよかった」と思うに違いない。これって考え過ぎ??

 若い人たちはこうした状況をどう感じているのだろうか?

もっと完成度が高く、長いこと安定して使えるハードやソフトが登場してほしいし、メンテを安く確実にできる体制を作ってほしいと思うのは私のような高齢者だけなのだろうか?

 結局こうして次から次へと新製品を買い替えさせることによって「経済の活性化」を保たないといまの資本主義社会は成り立たないのだ。そのためにどれほど多くの無駄なエネルギーが消費され、多くの労働力が投入され、無駄な消費が積み重ねられてきたことだろう。

 これが「最先端IT技術」の本性なのだ。

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