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2013年4月30日 (火)

閑話休題:季節の花

 私は多くのご老人たちと同様、写真が趣味でよく写真を撮りに歩く。そこで最近撮った写真をここに掲載しようと思う。mizzさんの"Casha Blanca"には到底及ばないが、季節感は出ているのではないかと思う。最初の1枚は山梨県上野原付近の山に密かに咲いていた桜であり、2枚目は私の住んでいる街の郊外にある寺の藤である。

P1000487

よく、こうした花を愛でるときに、「美しい日本の花、だから私は日本が好きだ」などと言うことが多いが、なぜこうした花を愛でるときに「日本」という言葉が必要なのだろうかと疑問に思う。もちろん私は自分の生まれ育った土地の自然が好きであるが、それは特に自分が「日本人」であるからなのではなく、どこの国の人であってもそう感じるのだと思う。それぞれの土地の人々が「国境」などという政治的な枠とは関係なく、それぞれの想いの中でそれぞれの美しい自然を愛でることができるのだと思う。アメリカの人たちも、中国の人たちも、韓国の人たちもきっとこの花を美しいと思ってくれるに違いない。それでいいではないか。

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コメント

野口さん、なかなかイイ写真ですよ。本当に気がゆったりします。私のカシャ・ブランカなるブレ写真は大抵の人からは目が疲れるとかまともじゃないとか酷評されてます。言うなれば広告には向かない。

それでも個人の勝手、自由な時間を楽しむとどうなるかの例としてはなかなかのものではないかと一人笑っています。

資本論17章の最後の部分、英文と私の訳と訳者余談を紹介させてもらいます。上のことに多少は関係があるかなあと。

The intensity and productiveness of labour being given, the time which society is bound to devote to material production is shorter, and as a consequence, the time at its disposal for the free development, intellectual and social, of the individual is greater, in proportion as the work is more and more evenly divided among all the able-bodied members of society, and as a particular class is more and more deprived of the power to shift the natural burden of labour from its own shoulders to those of another layer of society. In this direction, the shortening of the working-day finds at last a limit in the generalisation of labour. In capitalist society spare time is acquired for one class by converting the whole life-time of the masses into labour time.

(3 ) 労働の強度と生産性が与えられているものとして、共同社会の物質的生産に割くべき時間がより短くなるならば、その結果として、知的に・社会的に 自由に発展させるために使える個人の時間はより長くなる。共同社会の全ての身体強健なメンバーに仕事がより公平に分担されていればいるほど、そしてまたある特定の階級が労働の普遍的な負担を自分の肩から共同社会の他の階級の肩に転嫁する支配力が剥奪されていればいるほど、その比率に応じて自由に発展させるために使える個人の時間はより長くなる。このような方向で進展すれば、労働日の短縮は最終的には労働の一般化に応じた限界点に到達するであろう。資本主義的社会にあっては、ある階級の余裕な時間は、大勢の全生活時間を労働時間に変換することで獲得されている。

 (訳者余談を一言: この自由な時間を作り出すことこそ人間としてのデザインでなくてなんであろう。資本家やそのお抱えの経済学者やその政府には 決して思い点かない、できはしない究極的なデザイン・オブ・デザインなのである。)

投稿: mizz | 2013年5月 2日 (木) 22時34分

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