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2014年4月27日 - 2014年5月3日

2014年4月28日 (月)

コメントにお応えして

mizzさん

ブログ「アメリカ的自由の行き着く先」にコメントありがとうございました。
この番組に引き続き、昨日はNHKスペシャル「女性たちの貧困」も怒りをもって観ました。まだNHKにもまともな部分が残っていると感じさせる番組です。というか、もうマスコミも無視できない現実としてこういう末期的現象が世界中で起きてきているということでしょうね。
一方で今朝の朝日新聞などでは男女雇用機会均等法によって金融機関での女性役員が増えているというニュースが載っていますが、このような女性たちはむしろほんの一部のエリートであってもともと裕福な家庭で育った人が大半でしょう。数からすれば貧困層から浮かび上がれない女性の方が圧倒的に多数です。要するに女性労働者の格差がどんどん拡大しているということですね。アメリカでも政府高官などエリート階級には女性が多く起用されていますが、労働者階級の女性たちの実情はひどいもののようです。
 たしかに男女の社会的格差も問題でしょうが、それよりも男女を含めて労働者全体の社会的格差の増大の方がずっと重大な問題のように思えます。
 一方でアメリカ的「自由」はTPP交渉などでのアメリカの農業メジャー資本の圧力を背景とした農産物に対する関税撤廃への強硬な態度や、日本の農業を犠牲にしても自動車など大資本の輸出での利益を護りたい安倍首相の「自由貿易観」がぶつかり合っているのを見ても分かるように、両国で生活している大多数の労働者や小規模自営農業者の「自由」は無視され続けています。
 だれのための「自由」なのか?、だれのための「経済成長」なのか?「民主」というときその「民」はいったいだれなのか?もう明らかじゃないですか。これでも連合など日本の労働組合組織は安倍さんをメーデーに招き、賃上げで生活が良くなるかもしれないなどありもしない幻想に陥っているようですね。まったく嘆かわしいことです。

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2014年4月27日 (日)

NHK スペシャル「女性たちの貧困」を観て

 さきほどNHK TVでNHKスペシャル調査報告「女性たちの貧困」という番組をやっていた。経営委員会に安倍首相の息がかかったNHKにしてはまともな番組であった。

 いま290万人もの若い女性たちが、その日その日の食事さえままならない生活をしている。彼女たちは、決して怠けて働かないのでない。仕事を求めても非正規雇用での仕事にしかありつけず、家もなく、ネットカフェの一室などに住みいくつかの職場のかけもちを含めて1日10時間以上も懸命に働きながらも、年収200万以下の状態で、自分の学費はおろか家族を含めた生活費さえまともに支払えない状況に置かれている。もちろん結婚して家庭を持つことなど夢のまた夢という状態である。
 しかもこの貧困は親の世代から引き継がれたものであることが多く、親が母子家庭などで貧困である場合には子の世代でますます貧困が深刻になるという状況である。番組では「貧困の連鎖」と言ってたが、女性を主体とした若年層のプロレタリア化とその固定・拡大化というべきだろう。
 こうした現実が、安倍首相が「成長戦略の柱のひとつとなる女性の社会進出を支援する」と息巻いている足下で起きている現実の話だ。
 若い世代の貧困が拡大し、結婚もできずますます少子化がすすみ、一方で社会の高齢化が進む。社会保障はますます財源が苦しくなり、そのため介護施設などで働く女性の労働は過酷なものとなり、低賃金を強要される。そうした中で老人への虐待なども起きている。
 働くひとたちは、何かと言えば「国際競争に勝つため」という至上命令のもと、雇用は「自由化」され、非正規雇用がどんどん増え、労働力の入れ替えが簡単に行われるようになり、賃金水準はどんどん下がり、残業手当もなくなりつつあり、労働時間はどんどん延長され、労働者の生活はどんどん破壊されて行っている。労働現場では現場での教育や仕事の伝承がおざなりになり、労働の質が低下し、事故も急増している。人々の生活はますます希望のないものになっている。
 一方経済成長の恩恵にあずかる富裕層は海外の低賃金労働者から吸い上げた利益を分配し合い、労働などせずとも株式投資などでますますお金を稼ぎ、私腹を肥やしていく。またそれら富裕層のおこぼれを頂戴して潤う中間層も、自分たちの財産の源を生みだしてくれた人々のことなどまったく無関心だ。これはもう社会崩壊の始まり以外の何物でもない。
 いったい誰のための経済成長なのか?誰のための競争なのか?われわれは誰のために自分の生活や人生を犠牲にして働かなければならないのか?この社会はだれのための社会なのか?
 若い世代の人たちは、目を覚ますべきだ。目先の宣伝や広告ばかりに目を奪われていてはならない。そして幻想を振りまく支配層たちやその「とりまきイデオローグ」たちの虚言を信じてはならない。真実を見る目をもたなければならない。

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