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2015年6月15日 (月)

宮古島の海とサトウキビ畑

デザイン学会に先立つ数日前、6月上旬に、久しぶりに宮古島に行ってきた。私が趣味として50年以上も続けてきたアマチュア無線でのあるグループのミーティングが那覇であったのを機に、その先の宮古島まで出かけてそこから電波を出してきたのである。

宮古島は8年前にも当時鬱気味だった息子をつれて訪れたことがあり、今回は2度目であったが、そのときと同じ民宿に泊まった。なぜかというに、その民宿は庭が広く場所も見晴らしの良い高台で、アンテナを張って無線をやるには最適な場所だからである。宮古島は梅雨が明けたばかりで曇り空から時折強烈な陽の光が落ちてきた。
 レンタカーを借りて、8年前にはなかった伊良部大橋という全長5キロの長大な橋を見に行き、そこを渡って、伊良部島と下地島に行った。島の反対側にある民間航空のパイロット訓練用空港の隣には、小さな岩が無数に海面に顔を出している実にきれいな入り江がある。珊瑚礁ならではの浅く、透明な青さの海は本当に疲れた心を癒やしてくれる。
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 宮古島は、沖縄本島や八重山諸島と違って観光客の賑わいもそれほど多くなく、相変わらずのんびりとした時間の流れがあり、聞こえるのは風の音と鳥の鳴き声くらいだ。
 この島にはいろいろな観光農園や工房などがあり、ユニークな産物をつくって売っていたが、その店主にはどうも本土から移ってきた人が多いようだ。いろいろな理由で本土でのストレスフルな生活がいやになって、太陽と海に囲まれた静かなこの島に移ってきた人も多いと思われる。
 しかし最近のニュースによると、中国との尖閣諸島を巡っての確執に備えるため、政府はこの島の航空自衛隊を大幅に増強することにしたようだ。
 あの悲惨な沖縄戦からちょうど70年、この島はまたもや戦争のキナ臭い空気に包まれることになりそうだ。まったく悲しいことだ。
目を上げればさんさんと降り注ぐ太陽の光のもとで、見渡すかぎり拡がるサトウキビの畑が「ザワワ、ザワワ」と静かに風に揺れていた。

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