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2015年7月19日 - 2015年7月25日

2015年7月24日 (金)

自ら墓穴を掘った公明党

最近の週刊朝日に載っていた記事によると、公明党内で安倍べったりの現執行部への批判がくすぶっているらしい。(以下引用)

「元公明党副委員長の二見伸明さん(80)は公明党の罪を指摘する。
 公明党から「平和の党」という看板は完全に失われました。山口那津男代表をはじめとする執行部は、総退陣すべきです。
 山口代表が1990年に初当選したあと、私の議員事務所に来て、集団的自衛権について議論したことがあります。そのとき彼は、「集団的自衛権の行使は、長い間にわたって政府が違憲と判断してきた。それを解釈改憲で認めることはできない」
 と話していました。弁護士らしく、筋の通った話でしたよ。それがなぜ、安倍政権の解釈改憲に賛成するのか。いつ変節してしまったのか。まったく理解できません。
 今でも私と付き合いのある公明党の党員や支持者は、本心では全員が反対です。法案の意味を理解しようと思っても、意味がわからないからです。今こそ党員や支持者は、昨年7月の集団的自衛権の行使を認めた閣議決定から強行採決に至るまでの経緯を検証して、公明党執行部がどういう役割を果たしたかを総括すべきです。
 今回の安保法案は、審議に116時間もかけたのに、安倍首相からはまともな回答は一つもなかった。それに協力した公明党の行動は、万死に値します。」(引用終わり)

 まったくその通りと思う。私は公明党の支持者でもシンパでもないが、政権与党にしがみつくことばかりで、安倍の暴走にブレーキを掛けるチャンスは何度もあったにも拘わらず、何一つできなかったばかりか安倍政権が打ち出した一連の危険な政治的決定をむしろ推進させてきたのが公明党だ。
そして民主党があのメタメタなマニフェスト不履行による自壊で、何の思想的裏付けもなく、雰囲気だけのいいかげんな「リベラル」がいかにもろく、人々の期待を裏切るものかを思い知らせたあと、野党としての力を完全に失ってしまった以上、安倍・公明政権がどんどん暴走を続けることになるのは当然であった。
 「民主党政権よりはマシだ」という消極的支持が多数を占めた結果政権を握った安倍自民・公明政権は、それをいいことに、「アベノミクス」で実体的価値のない紙幣をどんどん増刷し、世界一の借金国の道を促進させて、そのバブルマネーを右から左に移すだけで莫大な利益を得る連中を生み出した。彼らのカネの一部が輸出型大企業や第三次産業にこぼれてきて、世の中景気がよくなったと人々に思わせながら、実は世の中を支える大多数の労働者はますます実質的な生活が苦しくなっていった。そうした「見せかけの好況感」で、安倍自民・公明政権は支持率を維持し、それを背景に対外的危機感を煽りながら「解釈改憲」と自衛隊の実質的国軍化を押し進めてきたのである。その結果が今回の安保法制強行採決という事態をもたらしたといえる。
 こうした流れの中での公明党の一連の動きは戦後70年の民主主義の歴史に大きな汚点を残したと言わざるをえないだろう。これで公明党の命は終わった。

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2015年7月22日 (水)

日本版産軍学コングロマリットへの道を阻止しよう!

 安倍政権のもとで防衛省の予算がダントツに増えたと思ったら、今度は防衛省から大学での防衛関連研究への研究費補助を公募することになったようだ。武器輸出三原則の撤廃もそうだが、これは安倍政権が一連の産・官・学共同軍事技術開発コングロマリットをつくろうという計画の一環である。

 大学はこれにどう対応するのだろうか?大学として拒否しても個人の研究者として応募することには歯止めが掛からない。おそらく一方で文科省が法文系の研究施設への予算を大幅削減していることと裏表の関係があるのであろう。
 つまりうるさい憲法学者やアベノミクスに異を唱えるような経済学者の研究にカネをだすことはやめ、安倍の目指す「新・富国強兵」体制に向けて一歩踏み出したといえるだろう。
 安倍政権は特に次世代を担う若者の教育・研究面での締め付けを厳しくしており、小中学校での歴史教育や道徳教育、そして高等教育での政府の政策にとって不都合な内容への締め付けを行うとともに、「スポーツ振興」や「オリンピック」へと若者の目をそらさせ、「アイデンティティー」や「愛国心」を醸成しながら「教育的洗脳」を行い、都合の良い方向へと国民的コンセンサスを導きながら、研究費の流れを産・官・学コングロマリット形成の方向に持って行こうというのであろう。
 そうした流れの背後には、「経済成長」と「積極的平和主義」という表看板のもとで、憲法改定と「富国強兵」へと民意の潮流を変えようとしている意図が見え見えである。
 しかし一方では、安倍が「地球を俯瞰する外交」とやらで多くの国家予算を使わせて、諸外国を歴訪する際に、大企業の幹部を大勢同行させ、「日本株式会社」のトップセールスを行ってきた中で、東芝の不正経理事件にも見られるように、 日の丸企業として原発や軍事技術のセールスを正当化し、その上にアグラをかいてきた大企業の腐敗の一角が露呈しはじめたのである。
 若手研究者は、この流れに乗ってはならない! それは自分たちの手で、やがては自分たちの首を絞めることになるからだ。そして、中国や北朝鮮の「脅威」をことさら強調して世論を煽り、安保法制の参議院通過をゴリ押ししようという安倍ブレーンの策略に乗ってはいけない!
 いまわれわれは歴史の岐路に立たされている。大企業の利益や投資家の利益がすさまじい勢いで蓄積していって「富国」になるように見えても、決してわれわれの生活は楽にならない(ピケティーが証明している通り)だろうし、改憲とそれによる「強兵」策は結局、「独りよがりの独裁者」安倍とその取り巻きブレーンたちの偏狭な保守思想の産物にしか過ぎない。中国や北朝鮮のあからさまな挑発を、良いチャンスとばかりに利用し、取り返しのつかない軍国体制に向かおうとしている現政権の政策は明治から1945年8月15日まで続いた富国強兵策の悲惨な結末と失敗の歴史を何一つ反省していないやり方なのだ。
歴史を繰り返してはならない!

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2015年7月20日 (月)

閑話休題: ハッツアンの「国家の責任」論

暑さで思考能力が著しく落ちているので、また落語で行こう。

クマ「おーいハチ、昨日のテレビ見たかよ?」
ハチ「仕事もカネもねえから朝からずっとテレビ見てたぜ」
クマ「そうか、そんなら話しやすいや。テレビで自民党の高村とかいうやろうがよ、「国民の支持率が落ちたといっても、責任政党であるわが党は国家としてやるべきことはやるのがスジだ」とか言ってたぜ、てめーどう思う?」
ハチ「言ってた言ってた。オレは頭に来たぜ」
クマ「どう頭に来たんだ」
ハチ「国家としてやるべきことっていったい誰が決めんのよ。自民党と公明党の偉いオヤジ連中が勝手に決めるんかよ! オレたちじゃねーのかよ」
クマ「憲法じゃ国民主権て書いてあるが、国民って自民のことか?」
ハチ「安保法制が国民を護るため国家としてやるべきことなら、それによって危ねー外国での戦闘で命落とすことも覚悟させられる自衛隊員は国民じゃねーのかよ?」
クマ「自衛隊員もそうだけど、オレっちだって、日本がアメリカ助けるために戦闘に参加すれば、その相手の国の軍隊から攻撃されるかも知れねーんだぜ」
クマ「だよな。国民を護るためとかいう国家っていったい誰を護るんだ!」
ハチ「「国家のため」とかいって国民を戦場に引っ張り出して命落とさせて、いったいだれがそんな嘘っぱちを吹き込みやがったんだ! 前の戦争でオレのオヤジが招集されて特攻隊で死んだときも同じだったんだぜきっと」
クマ「そいでもってよ、オマエのオヤジは靖国神社に祀られてるんだろ?」
ハチ「おうよ、「英霊」だってよ! ふざけんな!! 安倍のやろうがいくら玉ぐし捧げたってオレのオヤジは蘇らないんだぜ、トホホ....」
クマ「泣くな、いい歳して」
ハチ「ところでよ、オマエこの前の選挙で誰に投票したんだ」
クマ「威勢の良いことばかり言うから、自民党に入れちまったんよ。前に民主党が約束ぜんぜん守らなかったもんでよ」
ハチ「ばかやろー! よく考えて投票しろ! 」
クマ「で、オメーはどこに入れたんだよ?」
ハチ「公明党だ」
クマ「ばっきゃろ−!!! そういうのを「同じ穴のタヌキ」ってんだ」
ハチ「ムジナじゃなかったっけ?」
クマ「 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。」

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