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2016年3月 1日 (火)

コメントにお応えして

mizzさんから久しぶりにコメントをいただいた。

 そう、アメリカの大統領選もそうだが、日本の選挙も宣伝にかけるカネで勝負が決まる。マスコミをいかにうまく動員して「世論」を動かすかが決め手になるようだ。そしてそこで踊らされる「民」は彼らにしてみればまさに、「購買者」である。
自分の主張を商品として買ってくれれば、そのあとはどうなっても知らないというのは、まさにいまの資本主義的経営者そのものではないか。そして彼らが政権をとれば、マスコミにむかって、気に入らないことを言えば、電波停止も辞さないなどとおどしを掛けたり、公共放送の内容にまで口出しし、「放送内容の中立性」をたてに幹部を意のままに操ろうとする。
それに踊らされている「民」は、世の中本当はちっとも民主主義ではないし、本当に自由でもないことに気づかないようにさせられている。
 いま「就活」シーズンが始まり、労働者予備軍の学生達は、資本家経営陣の前で自分の能力を商品として買ってくれるよう一所懸命演技しなければならないのだ。世の中人手不足で就職率が上がり、失業率が下がっているそうだが、これをマスコミは「売り手市場」と呼んでいる。しかし本当は資本家に労働力を買ってもらい彼らの賃金奴隷にならねば生きて行けない世の中なので、そうせざるを得ないことなど、どの新聞を見ても書いてない。
若者達は商品として自分の能力(労働力)を資本家階級に売り渡しながら、それを買って利潤を増殖させていく彼らの支配力を増大させるために働き、「民主的選挙」では彼らの支配を妨げない範囲で許容される候補者を選ぶという形で、選挙人は候補者の主張を買う「購買者」とみなされ、そういう形であたかも対等な商品所有者であるかのように見せかけているのである。いまの社会はそのような形でつねに資本家階級が「民主主義的に」労働者階級を支配している社会なのである。
それが分かったとき、「就活」とはいかに屈辱的なものかが見えてくるだろう。

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