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2016年4月12日 (火)

大学進学高校のランク付けで社会の差別化を煽る週刊朝日

 旧民主党に近い政治的立場で「リベラル派」マスコミの旗手を自認する朝日新聞社であるが、週刊朝日「大学別合格者」特集にその悪しき特徴が顕著に現れている。

 週刊朝日は毎年受験シーズンにこの特集を大々的に行っているが、要は東大・京大など有名大学合格者の多い高校のランクづけである。週刊朝日はこれを通して、結局受験戦争→就職線線での勝利という形で表れる、現代資本主義社会における労働力商品市場での熾烈な労働者予備軍どうしの競争を煽り立てる結果になっている。
 子供を持ついまの労働者・生活者の家庭では、受験戦争に勝ちぬくのために必要な教育費は半端ではない。一生かかってやっと手に入れる持ち家(これは労働者にとって生活必需品である)と同じくらい、子供の教育費が大きな負担になってるのだ。そしてそれがひいてはいまの若い夫婦が子供を多く持てない理由の一つでもあるのだ。
 この受験戦争とは資本家企業による労働力商品の選別の場である労働力商品市場(いわゆる就職戦線)で自分がもっとも優れた労働力商品であることを売り込むために必要な最有力手段である「有名大学卒」のタイトルを得るための競争である。
 たしかに有名大学に入学できるような学生は頭が良く、学業成績優秀なのであろう。しかし、そういう若者達が労働力商品市場で勝ち抜き、社会の上層部に進出し、資本家や政治家などの支配層として世の中を牛耳っていくことができ、他方、労働力商品市場で優れた商品ではないと烙印された労働者予備軍たちは、その後被支配階級の労働者として惨めな人生を歩まねばならなくなる。
  こうして資本主義社会では被支配階級である労働者どうしが互いに労働力商品として競争し合う関係を持たせ、ともに団結することを未然に防ぐとともに、その競争から「優秀な人材」を支配層に吸収できる仕組みができているのだ。こういう仕組みこそが「自由競争」を旨とする資本主義社会の階級制の特徴なのである。
 朝日に代表される「自由と平等を旨とするリベラル派」の本質とは「生活者の味方」を装って本当はその仕組みを維持し助けているのである。そしてそれに近い「民進党」なども同じようなものだろう。労働者・生活者はそんな連中のごまかしにだまされてはいけない。
 そして頭脳明晰な学生諸君は受験戦争に勝つことやこうした世の中で支配層になることを目指すのではなく、本当に労働者・生活者が自分たちの存在意義を主張し社会の主人公になれるような世の中を実現させることを目指すべきではないのか?

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