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2018年9月 3日 (月)

安部「自衛隊最高指揮官」の改憲を見据えた新防衛体制構想の愚

 以下はWebの時事新報ニュースの一部からの引用である。
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 安倍首相は3日午前、防衛省で開催された自衛隊高級幹部会同で訓示した。自衛隊違憲論を念頭に、首相は「自衛隊の最高指揮官としてじくじたる思いだ」と強調。「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えることは今を生きる政治家の責任だ」と述べた。 首相は、憲法9条に自衛隊の規定を明記することについて、自衛隊幹部の前で改めて意欲を示した。 年末に策定する新たな防衛大綱に関しては、「宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域を横断的に活用した防衛態勢への変革はもはや待ったなし」と指摘。「真に必要な防衛力のあるべき姿についてこれまでの延長線上ではなく、大局観ある大胆な発想で考え抜いてほしい」と語った。
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 まるで戦争中の東条内閣の演説を聴くようだ。つい最近、トランプ大統領が「アメリカ宇宙軍」を創設するとブチ上げて世界中からヒンシュクをかったばかりである。つまり安部防衛政策は憲法改定正当化のためのトランプ構想の日本版焼き直しに過ぎないといえるだろう。
 この安部防衛政策のために何兆円もの防衛予算が計上されその分われわれの生活に必要なさまざまな社会的共有財としての予算が減らされる。防衛産業の資本家たちはこの予算で資本を膨らませながら、「お国をまもるために頑張っている」と吹聴するだろう。
 一方で北朝鮮ではもはや核ミサイル開発に莫大な軍事予算をかけてアメリカと対抗するよりは国内の経済の立て直しが急務らしい。中国は経済的にも軍事的にもアメリカに対抗すべく着々と軍備を拡大しているが、これは対外的な中国脅威論に火をつけることで中国の孤立化を招きかねない。アメリカとて同じだろう。トランプの「宇宙軍」創設は対外的に軍事的脅威を増大させることになり、そのことがアメリカの人々の生活に大きな圧迫を強いることになるだろう。
 いまや際限のない核開発や軍拡を「抑止力」と考える戦略は根本的に間違っていることに世界中の人々は気がつき始めている。
 そんな中で、独り安部首相兼「自衛隊最高指揮官」は軍拡こそが「国を守る」手立てといまだに信じているらしい。困ったもんだ、この能なしは!

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